コワイハナシ47 | 怖い話、オカルト話、不思議な話、怪談話、都市伝説、心霊スポットを日本全国47都道府県別に集めたサイトです
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朽武者(和歌山県 高野山)

毎年夏になるとMさんは、お母さんと夜の高野山で奥の院のお参りをした。 はじめてのお参りの時の話。 参道へ行く途中に小川のせせらぎが流れている。 その小川を渡ろうとして、はっと足が止まった。 前に見える森の闇に、三人立っている。 足...

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葉月寝具(北海道函館市)

函館で雑貨店を営んでいるHさんの話。 今の店を開く時だった。 新しいベッドが欲しかったが、資金をすべて改装などに充てたために諦めていた。 その話を聞いて、リサイクルショップに勤める友人がシングルベッドをプレゼントしてくれた。 中古と...

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赤塗り(京都府)

Uさんが仕事を終えて京都のPホテルに帰ったのは真夜中だった。 エレベーターに乗って部屋のある四階のボタンを押した。 中はUさんひとり。 四階に着いて扉が開いた。 部屋の方に歩き出したが、背後のエレベーターの扉が閉じる気配がない。 ...

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三隻腕(和歌山県 高野山)

奥の院への夜のお参りは毎年続いた。 同じ所にその三人が立っている。 あれはそういうものかと思っていた。 高校生になった冬のこと、「お塩を清めに行ってくれ」という声が聞こえ出した。 夜になると、耳もとでささやかれる。 Mさんは、幼い...

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黒綿(石川県)

変なものを見た、と石川県に住んでいる友人から電話を受けた。 朝、Nさんはいつもの電車に乗っていた。 鉄道は単線なので、途中の駅で十五分ほど対向列車の通過待ちをする。その時のことだ。 ドアの窓から、いつも見える似たようなふたつの四階建て...

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つづく(北海道)

青森県でバーのマスターを務める、植山さんから聞いた話。 二〇〇〇年七月、北海道。 当時植山さんは、温泉地にある有名ホテルに勤務していた。 ディナータイムまでは大広間での宴席やバイキングの手伝いをして、その後はバーテンダーとして腕を磨く...

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ナッちゃん(宮城県仙台市)

仙台市在住の根古田さんが、女子高生時代に体験した話である。 夏休みも終盤に差し掛かったある日。 彼女が所属する美術部は合宿に行くことになった。 向かったのは宮城県北部、三陸沿岸のとある町。 二泊三日の行程で民宿に泊まりこみ、スケッチ...

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おともだち(宮城県)

私の友人、高木の話である。 高木の実家は、宮城県某所でペンションを経営している。 両親ともに都会の人間なのであるが、当地の自然の美しさに惹かれ、移住してきた。高木はそこで生まれ、育った。 ところで、このペンションには、「何かがいる」の...

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あしおと(宮城県仙台市)

仙台の繁華街・国分町で働く柴田さんの家には、「出る」という。 彼女は仕事を終えると、食材を買って帰宅するのが常である。時刻は、深夜の二時から三時頃。階段を上がり、薄暗い廊下を行き、鉄の扉を開ける。 蛍光灯に照らし出される、フローリング敷...

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人を轢く(宮城県仙台市)

――人を轢いてしまいました。場所は……。 一一〇番に寄せられた通報を元に、県警本部から指令が入る。 「またか」署員からはため息が漏れた。行かない訳にはいかないが、どうにも腰が重い。 ある時期を境に、その警察署には同じような通報が寄せら...

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雨降りの女(宮城県)

宮城県のとある町役場には数年前の一時期、こんな通報が相次いだ。 「雨の日になるといつも、女の幽霊が立っている」 「気味が悪く見ていられないので、操業をやめさせてほしい」 いずれも、ある工場の近隣住民からであった。 その工場では、副業...

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日立一本杉の木霊(茨城県日立市)

前作「茨城の怖い話」を書いていたたときに、挿絵師の先生に一本杉の写真を送ろうとした。しかし先生はそれを拒否した。 「一本杉が俺に話しかけている。写真は撮るな、写真通りの絵を描くなと言うんですよ」 「なぜ似せた絵を描いてはいけないんです?...