地鎮祭 埋葬の松(熊本県上益城郡山都町) | コワイハナシ47

地鎮祭 埋葬の松(熊本県上益城郡山都町)

昭和30年くらいの話だ。神社の神主さんが土地の地鎮祭に呼ばれた。

とある地鎮祭。

そこには大きな松の木があり、民家の建築に使おうと切ろうとするが、どうしてもそれを切ると刃物が折れたり、妊婦が体調を崩したりと良いことが起きないそうだ。どうやら土地に因縁があるようだとして呼ばれた。

その松の前に立ってみると、どうも閉塞するような空気感がある。

息が苦しくなるというか、その場にいると辛くなるような場所だった。

特に松の木の根元の辺り。

「この松の辺りは何か由縁があるようですね。近くに何か埋まっていませんか」

するとその周りにいた長寿の方々の顔色が変わった。

「この松は……西南の役の薩摩兵が埋められたとか伝説が残っております」

「この松に鉄砲の弾が大量に食い込んでまして……」

そういったいわくのある土地は、誰が行っても気持ち悪いと感じるような場所なのだという。

戦争松と言われたのは別の場所だったが、西南戦争で薩摩軍が逃げる時にこの地域に立ち寄り、亡くなった兵をたくさん埋めたという。

馬見原のある寺には薩摩軍の負傷兵が来て病院として貸し、3日後いなくなった。その向かいの土地に亡くなった兵を仮埋葬し、後でほじくり返しに来たという。

また農家一軒を買い、そこで自害し火を付けたという逸話も残る。

シェアする

フォローする