偶然の一致(大阪府) | コワイハナシ47

偶然の一致(大阪府)

ここ数年、関西でのテレビの仕事が増えてきた。徳島で生まれ育った私としては、学生時代から慣れ親しんだ番組やタレントさんと仕事ができるのはうれしい限りである。

2012年秋、朝日放送の番組「探偵! ナイトスクープ」に専門家として出演した。

その時、なんともいえない偶然の一致が起こったのである。

その日は、大阪で謎の石を調べるロケであった。所有者は地底人の贈り物ではないかという説もあげており、私が専門家として呼ばれたわけだ。

調査を担当した探偵さんは、間寛平さんであり、子供の頃から「寛平ちゃん」に慣れ親しんだ私はテンションがあがっていた。

「山口さんて、ペンネームなん?」

寛平さんがそう訊いてきた。

「いや、僕の本名は寛平さんと同じで、間というんですよ」

「おおっ、おんなじ苗字かぁ、じゃあ山口って名前は作ったの?」

「母ちゃんの苗字です。サラリーマン時代、会社にばれないように母方の苗字を名乗っていたのです。父方が間家で、母方が山口家なんです」

「ええ!!!」

寛平さんが固まってしまった。

「寛平さん、どうしたんですか?」

「いやぁ、偶然やね。俺は父方が間家で、母方が山口家やで」

「ええ!? 偶然にしては不思議ですね」

私もさすがに吃驚してしまった。間という比較的珍しい苗字が父方にあり、山口という苗字を母方に持つ可能性はいったいどれくらいあるのであろうか。

不思議なシンクロニシティに興奮しながら船橋の自宅に帰ってきた私は、何気なく寛平さんのプロフィールを調べてみた。

すると、さらなる驚愕が私を襲った。

「ええええっ! なんだって!?」

寛平さんの誕生日が私とまったく同じ7月20日だったからである。

こんな確率、天文学的ではないだろうか。

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