幽霊屋敷と呼ばれる家その二(神奈川県藤沢市) | コワイハナシ47

幽霊屋敷と呼ばれる家その二(神奈川県藤沢市)

これと同じような体験をした友人がもうひとりいる。

彼の小学校の頃というから、二十年も前のことだ。

神奈川県の藤沢市に人が入るとすぐ〝出る〟といういわゆる幽霊屋敷がある。かなり大きな廃屋であるが、そこに友人三人と忍び込んだという。

なかは蜘蛛くもの巣がはり、床にも家具にも埃ほこりがかぶっている。まさに幽霊屋敷そのままであったが、応接間の埃だらけの机の上のコースターに、コーヒーカップが四つ並べられ、注ぎ立てのコーヒーが湯気をたてている。

四つ。つまり忍び込んでいる人数そのままである。

埃だらけの床には足跡ひとつない。

不審に思ってそのコーヒーカップに手をかけようとした瞬間、奥の部屋の電話が鳴った。みんな驚き慌て、その屋敷から飛び出したという。

ただ、その奥の電話については、以前に友人のひとりが見ており、その時には確かに電話線は切れていて、ひもでくくってあったと主張した。

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