首が飛ぶ(大阪市北区) | コワイハナシ47

首が飛ぶ(大阪市北区)

『新耳袋』第一夜で、大阪の南森町にある某芸能プロダクションの五階の窓から、私自身が、髪を振り乱した生首がドッジボールのようにポーンと飛んでいるのを見た話を紹介した。これは、その後日譚である。

ある日、司会業をやっているNさんという女性とお酒を飲んだ時のこと。

「私の所属している事務所にも、同じものがでるんです」とNさんが言う。

「えっ、なにがです?」と聞くと、

「生首ですよ。見たのは一度だけなんですが、ある時、窓に生首がひとつ置いてあったんです。最初誰かのいたずらだと思って近づいて見ると、それがニヤリと笑って、ポーンと下へ落ちて行ったんです。えっ、と思って窓から下を見てみたんですがなにもないんです。その瞬間背筋にゾクッときました。そしたら『新耳袋』に同じような話が載ってたので、やっぱりあれは幻覚じゃないと思ったんです」

「あなたの事務所って、どこなんですか?」

「Mビルの二階です」

えっ、と私は驚いた。私が生首を見たのと同じビルだった。

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