おじさんからの電話(神奈川県鎌倉市) | コワイハナシ47

おじさんからの電話(神奈川県鎌倉市)

Tさんが大学生だった頃のこと。鎌倉の実家に電話があった。

両親が留守だったのでTさんが出た。

「あ、Iおじさんか」

かけてきたのは親戚のおじさん。五分ほど会話をした。

電話を切ってしばらく自分の部屋でレコードなどを聴いていると、両親が帰ってきた。

「あっ、さっきね、Iおじさんから電話があったよ」

というと、両親はキョトンとしている。

「どうしたの」

「だって、Iおじさん、一昨年おととし死んだろ」と父が言う。

「私とお父さん、お葬式に行ったじゃないの」と母。

「え……そうだっけ」

それはごく普通の、最近どうしてる、といった内容の会話だったそうだ。

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