広告写真その二(長野県 蓼科) | コワイハナシ47

広告写真その二(長野県 蓼科)

これも、ある広告撮影隊の話。

カーオーディオの広告撮影のため、長野県の蓼科に行った。

夕方近くになり、撮影中に霧が出てきた。

「それでもやっちゃおう」と、シャッタースピードを落として何枚か撮った。その時、ポラロイドも同時に撮った。

ディレクターがそのポラロイド写真を見て、顔をしかめている。

「どうしたの」と聞くと「車の中に霧が出てる」と言う。

「車の中に霧があるわけないじゃん」

よく見ると、確かに車の中に白い霧の塊のようなものがしっかり写ってる。

「おい、これ霧じゃないよ。男の顔だよ」とYカメラマン。

「顔?」とよく見ると確かにそれは男の顔。目がはっきりとあり、顔の輪郭もある。

霧にしても、そんなところに霧が入るわけがない。現に目の前にある車の中には霧などない。

「じゃあこれ、幽霊?」とスタッフの誰かが言う。

「そんなあ、ありえないよねYさん」とカメラマンに聞くと、

「いや、よくあることだよ」

それで終わったという。

シェアする

フォローする