心霊スポット巡り(岩手県久慈市) | コワイハナシ47

心霊スポット巡り(岩手県久慈市)

これは大学の友人が体験した話です。

当時の飲食店バイトの仲間たちと、バイト終わりに夜な夜な地域の自動車で心霊スポットを巡っていくのが当時の彼らの楽しみだったそうです。

友人はまったく霊感がないようで、いろんな地元で有名スポットに足を踏み入れていたのですが、

「気味悪いだけで、特に何もなかったよ」

いつもけろっとした様子でいつも話を聞かせてくれていました。

そんな彼らは、地域で有名な廃屋となったラブホテルに、友人とバイトの先輩(男)とその彼女、後輩の男女二名の仲間五人で行ったそうです。

男女二人ずつ、自動車二台で現地に向かったのですが、友人だけはバイクに乗っていたため、一人バイクでその二台の自動車に続いて行ったそうです。

廃屋となったラブホテルはヤ○ザがらみの事件があり、廃業してそのまま放置されている、という噂の物件で、 現地に着くと周りが竹やぶのなか、かなり不気味な雰囲気が漂っていたそうです。

入り口に入ると、赤いペンキで鳥居が描いてあったり、落とし穴っぽいくぼみが放置してあったり、 缶コーヒーとタバコの吸殻が散乱していたりと、さらに異様な雰囲気が漂っていたそうです。

さっそくみんなで建物の中に入ってみたところ、すぐに、後輩の一人がだるそうに「帰ろう」と言い出しました。

友人はまだ入ったばかりなのに、と思ったとのことですが、気分屋の集まりで、以前にもそんなことがあったため、 飽きたか眠たいのかな? とあまり深く考えずにみんなで引き返すことにしました。

その帰り、友人はバイクで前の二台の自動車に続いて、市街地までの道を走っていました。

すると、一つ前を走っている先輩が運転している自動車の挙動が、明らかにおかしいのです。

後輩二人を乗せた先頭を走っている自動車は、気付かずにどんどん進んでいってしまいますが、先輩の自動車はどんどん速度を落として、山道のど真ん中にもかかわらず、ついには停まってしまいます。

明らかに様子がおかしいと思い、先輩の自動車の横にバイクを着け、友人が様子を見てみると、なんと先輩が、なぜかぼろぼろと泣いていました。

友人がどうしたのか聞いたところ、先輩も「よく分からないが涙が止まらない」と困惑しているようでした。

とりあえずこんなところに停まっていてはいけない、と先輩に促し、市街地まで自動車を走らせました。

市街地で再度先輩に声をかけたところ、けろっとしていて、あれはなんだったか分からないが兎に角、今は何もない、と普通に戻っているようでした。

そのまま先輩たちと解散をして、その日は終わったようです。

友人を含め、その後も何事もないように過ごしています。

ただ、ラブホテルに入ったときに「帰ろう」と言った後輩は、以前も某心霊スポットに行ったときも、すぐに「帰ろう」って言ってたような、と友人はいつものけろっとした様子で話していました。

あまり深く考えてない天然の友人だから成り立っているような気がしますが、実は彼らは結構ヤバことに頭を突っ込んでいるんじゃないか。と、ちょっと心配になる話でした。

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