幽霊を脅かす(千葉県) | コワイハナシ47

幽霊を脅かす(千葉県)

動物研究家のMさんは、筆者と何度も仕事を一緒にしている友人である。動物に関する知識は幅広く、大変緻密な研究をされている。そんなMさんは、千葉県の房総半島に家を構えている。そこには多くの動物がいるのだが、なぜか毎年お盆時期の前後になると幽霊が出るそうだ。

「毎年、お盆の時期になると、幽霊が出るんだよね」Mさんは格別驚く様子もなく淡々とそう語ってくれた。この敷地はもともと湿地帯であり、器用な彼が自分で整地を行い、敷地に仕上げたものである。

「整地したとき、何か一緒に埋めちゃったのかもしれないね」

そう言ってMさんは笑いながら話を続けた。奥さんも同じものを見るらしく、夫婦で同じようなものを目撃していることが多い。奥さんが小さなヒトガタがウロウロしている様子を目撃して、「今、幽霊がいたわよ」とMさんに報告すると、事務所にいたMさんはこう答えた。

「子供の幽霊だろう」

二人は同じモノを見ていた。

ある時、奥さんが家の敷地の入り口にある門の隙間から、白い霊体らしきものが中をうかがっていることに気がついた。すかさず大声でこう言った。

「犬をけしかけるぞ!!」

すると、霊体はこそこそと逃げていってしまった。霊も犬が怖いようだ。

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