青いドレス(千葉県津田沼市) | コワイハナシ47

青いドレス(千葉県津田沼市)

霊感の強いNさんは、かつて津田沼市内の飲食店で働いていた。ホステスとして働いていたのだが、ある日奇妙なものを目撃してしまった。その日は、お客さんも少なく早めに上がったNさんであったが、駅に向かう途中、突然、携帯電話に店長からの連絡が入った。

「Nちゃん、戻ってきてくれない? 今さぁ、十人組のお客さんが入っちゃったんだよ」

突然の団体客の来店で店長はパニくっていた。

「はい、わかりました」

すぐさま店に引き返したNさん。控え室で着替えてホールに向かうと、青いドレスを着た女性がトイレに入っていくのを見かけた。

(あれっ? この子は誰?)

そう思いながら席についたNさん。しかし、いつまでたっても青いドレスを着た女性はホールに帰ってこない。不審に思った彼女が仲間たちにこう聞いた。

「青いドレスを着ていた女の子、まだ来ないね」

すると仲間のホステスたちは笑いながらこう答えた。

「何を言っているの、青いドレスを着た子なんか今日はいないよ」

納得のいかない答えであったが、Nさんはそのまま接客を続けた。

(あの青いドレスの女の子、一体何者だったんだろう?)

その後しばらくして、Nさんは八千代市にある同じ系列店に配置換えとなった。すると、そこで興味深い話を聞くことができた。その店でナンバーワンだったB子ちゃんが突如こんなことを言い始めた。

「青いドレスの女の話知ってる?」

津田沼店でそれらしき人物を見たことがあったNさんは、ぎくりとしながらも受け答えをした。

「青いドレスの女?」

「そうなんだ。うちらの系列店で青いドレスの女が出ると、その店は潰れるって話があるそうだよ。私もこの店で見ちゃったんだよ」

無表情で淡々と話を続けるB子ちゃんの顔を見ながら、Nさんの心は漠然とした不安感に支配された。

(えっ? この店も危ないじゃん!)

その後、津田沼店は閉店し、八千代店も閉店した。

(あの噂は本当だったんだ。気味の悪い話だよなぁ)

その後も青いドレスを着た女は各店舗に現れ、合計四店舗もあったそのグループの店は全て閉店してしまった。どうやら青いドレスの女を見た人物も不幸になるらしく、Nさんはその後夫との離婚に追い込まれた。B子ちゃんも悪いホストに捕まってしまい、蓄えていた貯金も全てを奪い取られてしまった。

青いドレスの女、それは不幸の前兆が形となったものなのかもしれない。

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