凧の足(大阪府羽曳野市) | コワイハナシ47

凧の足(大阪府羽曳野市)

大阪の羽曳野市でのこと。

学校からの帰り道、S君が不思議なものを空に見つけた。

夕日を浴びて、真っ白い布のようなものが飛んでいる。

長さはよくわからないが、十メートル以上はありそうだ。長細い。さらしか何かだろうか?パタパタパタと強風に煽られている。

何やろとよく見てみる。

四角い先頭部分は糊で固めたかのようにピッシリとしているが、途中からは凧の足のように強くたなびいている。上空は強い風が吹いているようだ。

いや、待てよ。風なんか吹いてないやん……

あたりに風が吹いている様子がない。

誰か通りかからないものかと見まわしていたその時、太陽はちょうど沈み切ろうとしていた。とたんに白い布が、カクッと四角い先頭部分を直角に下に向けると、まるでその太陽を追いかけるように、パタパタパタッとしっぽを真上にして、地上に刺さるかのような勢いで垂直に落ちて、見えなくなった。

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