河童のミイラ(和歌山県) | コワイハナシ47

河童のミイラ(和歌山県)

Oさんの実家は和歌山のK町にある。

この町の近くに河童のミイラがあるというお寺がある。

ミイラは、両膝ひざを抱えてうなだれるような恰好をしている。

そのお寺には境内を経て、町へと流れる小川がある。

この小川に隣接する最初の民家に、ある老夫婦が住んでいた。

ある日、その家の風呂場の浴槽で、おじいさんが亡くなった。

両膝を抱えてうなだれるような恰好だったという。

翌年、今度はおばあさんが亡くなった。

同じ風呂場の浴槽で、まったく同じ恰好で死んでいた。

風呂の水は、お寺から流れる川の水を汲み取ったものだったことから、近所の人はあの河童に関係があると恐ろしがった。

Oさんが久しぶりに帰省した時、その老夫婦の家は取り壊されてなくなっていたが、なぜか、その小川まで完全に埋め立てられていた。

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