後ろのおばさん(京都府) | コワイハナシ47

後ろのおばさん(京都府)

Ⅰさんが中学の時、クラスにGという男の子がいた。

授業中、突然あらぬ方を見て「ひッ」とか「うあっ」とか奇声を上げる変わった奴だった。

その様子から、おそらくなにかを見ているようなのだが、それを気味悪がってみんなはGと距離を置いていた。

京都へ修学旅行に行った時のこと。

「なあ、なあ、Kが怖い」とGが言い出した。

「なんで?なにが怖いんだよ」とⅠさんが聞くと「Kの後ろに、おばさんがずっといるんだ。誰だろう?」と言う。

「誰もいないぞ」

「いや、いる。さっきもごはん食べてた時、すぐ後ろに立っていたよ」と怯おびえている。

翌朝、みんなが起きた時にはすでにKの姿がなかった。

担任の先生によれば、昨日K君のお母さんが亡くなったので、朝一番で帰ったのだという。

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