旧比布トンネルに住む妖気(北海道旭川市) | コワイハナシ47

旧比布トンネルに住む妖気(北海道旭川市)

随分前のことになるが、旭川から比布に向かう途中に2つのトンネルがある。

一つは比布スキー場やキャンプ場に向かう道。そしてもう一つは通れなくなっているのだ。

板で完全に封鎖されながらも、人ひとりが入れそうな穴がある。

このトンネルの向こうに何があるか試してみたくて、心霊スポット好きな友人と出かけた。夜は歩いていくのも怖くてとても無理だから、昼間に出かけた。

昼でも不気味な暗い穴。

狭いので、一人ずつ入ることになった。

視力が0.1しかない私には、ただの岩壁から湧き出るシミがあるように見え、特にゾクゾクもしなかった。

次に友人が入った。

「うわ、うわあああ、血が! 血が!」

半狂乱になって転がるように友人は駆け出てきた。

驚いて何があったか聞いたら、壁一面に血痕が飛び散っていたんだという。それもおびただしい量。

また別の友人も肝試しに行ったが、同じく血を見たという。

とてもトンネルの向こう側まで行ける人などいないだろう。

ここは出来た頃から交通事故が多く、それも雪崩での事故死が起きてからは、霊に呼ばれたような不思議な事故が相次いで、トンネルの向こうまで行くと不幸が起きるとか、悪い噂が立ち閉鎖になったとも言われている。

雪崩事故の霊たちが、地獄へと手招きしているのかもしれない。

今誰かがあの穴で殺されても、誰も気づかないだろう。

そして、自殺したとしても。

シェアする

フォローする