円形校舎に呪われる白い車(北海道美唄市 沼東小学校) | コワイハナシ47

円形校舎に呪われる白い車(北海道美唄市 沼東小学校)

美唄市にある旧沼東小学校の円形校舎は廃墟としても有名だ。

「白い車で肝試しに行くと帰ってこられない」という心霊伝説がある。

それで友達5人で白いバンを親に借りていくことにした。

夜中2時くらいだったと思う。

炭鉱で栄えた町だったが、閉鎖してからはこの辺り一帯が無人化しているせいもあり、街灯もないので何も見えない。

うっそうとした雑木林に囲まれた円形校舎は無残なほどのコンクリートの塊だった。窓は割られているのか、口を開けたような黒い窓枠の奥まで見える感じが余計何かひそんでそうで不気味だった。

しかし何も起きずに、肩透かしをくらったようだった。

男5人で車に乗り込み、互いに何かなかったか報告した。

一人だけ、窓枠に数人の白い影を見たとか言っていた。

それで引き返すことにしたときだった。

ナビがつかない。

どう操作しても、エンジンを切りなおしてもつかない。

音楽プレーヤーと同じ機材なので、ラジオも何もつけられず、仕方なく雑談をしながら今来た道を戻ることにした。

確か一本道のはずだったが、友達のひとりが言った。

「お前さっきからずっと同じ場所走ってるよ」

そうだった。自分でも少し焦っていた。もう30分くらい走っているのに、同じ風景に出てしまうのだ。

「やっぱ、帰って来られないってのは、こういうことか」

別の友達が言った。

仕方なく、夜明けまであと3時間、怯えながら朝を待った。

周りが明るくなるとさっきまでの迷い方が嘘のように街に戻ることができた。

家に帰ると、親に無茶苦茶怒られた。

白いバンに大小さまざまな真っ赤な手形が付いていたのだ。

この辺り一帯には「白い車で行くな」と口を揃えて言われるのは、霊たちの手形がつくからだろうか。

そういえば、車の中でも誰かに見られているような気がしていた。

友達は、円形校舎で見た複数の人影に押し戻されてたんじゃないかと言う。

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