関東地方 | コワイハナシ47

関東地方一覧

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日立一本杉の木霊(茨城県日立市)

前作「茨城の怖い話」を書いていたたときに、挿絵師の先生に一本杉の写真を送ろうとした。しかし先生はそれを拒否した。 「一本杉が俺に話しかけている。写真は撮るな、写真通りの絵を描くなと言うんですよ」 「なぜ似せた絵を描いてはいけないんです?...

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本山寺と日立鉱山(茨城県日立市本山)

本山寺は、日立鉱山の中にある曹洞宗のお寺である。 この鉱山を「本山」と呼び、小学校や中学校も本山の名前がついていた。 昭和に閉山してからは、人口が減ってしまった。ここで働く鉱夫の家族が住むアパートが、何棟もあり、寺の前の道を上がった先も...

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首を絞める手と追う霊(茨城県 佐白山)

佐白山の頂上には、大石内蔵助の銅像の前の道を道なりに進むと到着する。 鈴木さんの体験を聞いて、筆者の僕も向かうことにした。 友人の橋詰さんが運転をしてくれ、その曰くある山に向かった。もし同じような体験をするなら本望だと猛々しい気持ちで出...

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汲めども尽きぬタクシー怪談(茨城県)

東京に近い茨城県の、さほど大きくない町に住むベテランタクシー運転手の沖さんは、時折、 「客層が、わるい」 ……と、直感することがあるという。といっても、乗り込んできた恰幅のいい中年男性が、実はヤの字のつく職業であるとか、こいつは乗り逃げ...

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佐白山の恐怖体験(茨城県笠間市笠間)

笠間市にある『佐白山』は標高百二十八メートルの小高い山だ。遠い昔、山頂には笠間城がそびえていた。この山自体が城であった。 歴史を紐解くと、戦国時代は笠間氏の居城から始まる。その後、関ケ原の戦いの後から蒲生氏、松井松平家、小笠原氏、戸田松平...

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皆殺しの村~小生瀬村伝説(茨城県大子町高柴)

大子町の国道を袋田の滝の方面に走り、山道を抜けてさらに国道461号線を通り小生瀬の十字路を超えると左側に『地獄沢入り口』の看板が見える。 その立て看板の道を上がり、道なりに進むと数軒の大きな農家の屋敷が見える。細い道をそのまま進むと、元の...

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狐風呂(栃木県)

栃木県での話。 ある山道で車を運転していたら、急に睡魔に襲われた。 (眠ったらダメ、眠ったらダメ)と気合いを入れるが、ウトウトとしかける。 (このままじゃ危ない、車を止めて休まなきゃ) ……と、目が覚めた。 「あらっ?」 顔を上...

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灰色の玉(東京都世田谷区)

下北沢に住むYさんが「昨日、気になることがあったんです」と言う。 「何が?」と尋ねると、「半年前に……」と話しはじめた。 半年前、Yさんが夜帰宅した時、マンションの廊下に妙なものを見つけた。 直径四十センチほどのほこりを固めたような灰...

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ひゃっと(東京都新宿区)

福島県に住む、青木さんの体験談である。 二〇〇〇年代初頭のこと。 当時専門学校生だった彼女は、夏休みに友人を訪ねて上京した。 久しぶりの再会である。積もる話がある。一日では終わらない。 そこで、新宿にあった外資系の高級ホテルに二人で...

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縁の下(東京都)

都内の美術学校に通うために、S君は国立市の一軒家に引っ越した。 引っ越しの荷物を片づけ終わる頃、台所の床板に、赤いインクを零したような丸い染みを見つけた。雑巾で拭いてみたが、落ちない。 「仕方ないか」と、台所で荷を解いていると、床がわず...

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終電(東京都)

週末ふたりのOLが、夜遅くまでお酒を飲んだ。 ふたりとも店を出てから「終電で帰るから」と家に電話を入れた。 そして、中央線の御茶ノ水駅から終電に乗って武蔵境の駅で一緒に降りた。 週末の終電だけあって同じように赤い顔をした何人かの客とい...