東京都 | コワイハナシ47

東京都一覧

東京都に関する怖い話、オカルト話、不思議な話、怪談話、都市伝説、心霊スポットなどを集めています

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学生帽(東京都)

A子さんが高校生だった頃の話。 当時彼女は都内の下町に住んでいた。 それは三月十日だったと今もはっきりと覚えている。期末試験前の試験勉強の真っ最中だったからだ。 A子さんの家の隣のビルで改装工事がはじまり、うるさくて試験勉強どころでは...

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二周目(東京都北区)

ある人が都内の十条の病院前で手を上げた。 ハザードを点滅させて、一台のタクシーが寄ってきた。 ところが、後部座席のドアが開かない。 あれ? と、微妙な間があって、前のドアが開いた。 そこから運転手が身を乗り出すようにしていぶかしい...

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三千人塚前の家(東京都府中市)

──東京都府中市の《三千人塚》は、一三三三年の分倍河原の合戦による戦死者を埋葬した塚だとかつては信じられていたが、一九五五年の発掘調査で複数の蔵骨器が出土し、鎌倉時代後期の墓地であることが判明した。さらに二〇〇五年の調査では、石に経文を刻ん...

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幽世(東京都港区)

神式の墓碑には、「◯◯家奥津城(奥都城)」もしくは「◯◯家先祖代々霊位」と刻まれたものが多いようだ。奥は「奥深さ」と「置く」の両方の意に通じ、城は「四辺を囲んだ一郭」と「柩」のどちらをも表すそうなので、奥津城とは、奥深い場所で外部から遮られ...

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奥津城(東京都港区)

青山霊園には鳥居や草薙神剣を象った兜巾型の竿石が少なくない。 近所に住んで一二年ばかり経つが、最近、健康のために青山霊園を毎朝歩くようになって興味が湧き、理由を調べてみた。すると、元々明治初期の神仏分離政策の頃に神道専用の神葬墓地として拓...

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秋津の本屋(東京都)

秋津の本屋 およそ二〇年前の夏のこと。千葉県在住で奄美大島出身の充朗さんは当時まだ独身で、同じく独り者揃いだった東京圏にいる同郷の仲間と、ときどき飲み会を開いていた。 そのときも、西東京市のひばりヶ丘駅近くに住む友人の家で夜通し飲んで、...

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弁才天の蛇(東京都狛江市)

第一七話で、懇意にしている会長が弁天像を置屋に贈ったのは、弁天すなわち弁才天は芸事の神さまとされていて、昔から芸妓衆の崇拝を集め、今日でも芸事の上達を願って各地の弁才天を参拝する芸妓がいるからであろう。 像を贈ってくれた会長は、「そちらの...

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三途の川の渡し舟(東京都)

三途の川の渡し舟 都内の医療療養型病院で二〇年余り看護師をしている嘉男さんは、今から四年前に、ある入院患者から聞いた話が忘れられないのだという。 一一月のことだった。看護師の仕事には日勤と夜勤があるが、そのときは日勤帯で午前中の検温のた...

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廃工場(東京都)

Aさんが生まれ育ったのは東京郊外の下町。ここに大きな町工場があった。 小学生時代の通学路が、その工場の塀に沿った道だったことや、広く大きな遊び場がなかったこともあって、遊ぶために何度も工場の敷地に入った。 時には石を投げて窓ガラスを割っ...

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袋小路(東京都)

八年前のある夜、Aさんというタクシーの運転手が女性客を乗せた。 都内の某所に行って下さいという。 大きな通りの途中から女性客の方から道の指示をもらって細い路地に入って行った。 「あっ、そこです」 そう言われる直前にブレーキを踏んでい...

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白昼夢の水葬(東京都品川区)

東京都品川区の会社員、高橋知美さんは、八年前の七月半ば、午後二時頃に品川駅構内に入った途端、途轍もなく厭な臭いを嗅いだ。思わずたじろいで歩を緩めると同時に、マネキンのようなものがこちらに向かって流れてくることに気がついた。 それは、行き交...

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道玄坂で(東京都渋谷区)

Kさんが東京の大学に通っていた頃の話。 用事で大阪の実家に帰っていたが、風邪をこじらせて寝こんでいた。 夜、携帯電話が鳴った。 後輩のH君だった。 「Kさん、綺麗な女の人ですね」 その声がニヤけている。 「女の人?」 「道玄坂...