人形の話 | コワイハナシ47

人形の話一覧

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古人形(福島県)

Ⅰさんが福島県にある実家の兄から電話をもらった。 蔵の大掃除をするので手伝いに来い、という。 往復だけでも大変なのに、肉体労働をやらされてはかなわないと思ったが、気にいったものがあったら持って帰ってもいい、という言葉につられて実家に帰っ...

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遺品整理(栃木県芳賀郡市貝町)

芳賀郡市貝町に住む、主婦の季楽さん(仮名)から御寄せ頂いた御話。 夫の祖母が亡くなり、遺品整理をしていた時の事。 部屋の奥から箱と共に古びた人形が出てきた。かなりの年季が入っており、ぼろぼろで片腕がないが、よほど大事に連れ添ったものと見...

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悪意の家(栃木県)

長年にわたって怪談を集めていると、怪異に出くわす「現場の共通点」が浮かび上がってくる。私はかねてより、怪談現場の多くが、暗あん渠きょや埋め立てられた川沿いなどの「元・水場」(かつて水があったが今は隠されたり消えたりしている場所)に集中してい...

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校舎五号棟三階(関西地方)

「怪談って、幽霊が出てこなくても怪談になるんだね」 マキノさんは深々とうなずいた。 「僕はむしろそういう話の方が好きですね」 ヒサトくんは、大の怪談好き。仕事の休憩中にも怖い話を楽しみたくて、先輩のマキノさん相手に、知っているネタを幾...

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屋根裏部屋(新潟県)

島田さんが小学四年生のころだというから、今から二十年ほど前のことになる。 毎年夏休みになると、母親の実家がある新潟で過ごすのが恒例になっていた。 その年も夏休みに入ってすぐに新潟へ出発した。 父親の運転する車で東京から向かう長距離の旅...

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【長編】呪い返し前後(東京都)

呪い返し前(東京都) 某作家、仮にクスコさんとしておくが、彼女から取材した話。 「クスコ」とは彼女の別エピソードから連想したネーミングなので、もし似た筆名(本名)の女性作家がいたとしても、無関係であると念を押しておく。ちなみに彼女は、怪...

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メール(福岡市西区)

私がもう10年近く通っている美容室が福岡市西区にある。 これはその美容室のオーナーである、重田さんから聞いた話だ。 重田さん一家は10年ほど前からある異変に悩まされていたそうだ。その異変というのは、家の中の誰もいないところから音がするの...

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隔離部屋 (福岡市中央区)

マンション暮らしの山下さん宅には隔離部屋があるそうだ。 4歳の子供を保育園に預けて、夫婦共働きの生活を送っているのだが、2人とも仕事の都合で突発的な休みを取ることがとても難しかったため、家族で少しでも体調を崩した人間は隔離部屋行きとなり、...

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ミート・ザ・ペアレンツ(九州地方)

「結婚が決まって、嫁の実家に挨拶をしに行ったんですよ。嫁の実家は九州なんで、まあお父さんがお酒強いんですよ。凄い量を飲むんです。で『まあ飲め飲め』って言われて、僕も『御相伴に預かります』って」 その場には嫁の両親だけではなく、親戚も何人か...

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球体関節人形 フランシーヌ(東京都)

──哲学者ルネ・デカルトには奇妙な噂がつきまとっていた。彼はつねづねフランシーヌという名の、見たところ五歳位の少女の人形をトランクに入れて肌身離さず持ち歩いており、クリスティーナ女王の招きに応じて海路スウェーデンに渡るときもこの人形を船室に...

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住吉池(鹿児島県姶良市)

JR帆佐駅から車で十五分ほど走ったところに、「住吉池」という池がある。 付近にはキャンプ場があり、広大な敷地内は散歩コースとしても最適で、市民の憩いの場となっている。 そんな牧歌的な雰囲気の住吉池だが、こんな話が伝わっている。 昔、住...

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来てまっしゃろ?(大阪府)

あるテレビ番組の制作会社のMさんというプロデューサーから相談を受けた。 「夏の特番に怪談ものをやりませんか」と言うのだ。 怪談というものについていろいろ考えているうちにMさんが、ふっと顔を上げて、 「そうだ、この手の話はこの人が最適か...