人形の話 | コワイハナシ47

人形の話一覧

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犬のぬいぐるみ(大阪府)

天神橋に住む、保護犬のボランティア活動をされているYさんから聞いた話。 僕ね、実は昔やけど、親父に殺されかかったことあるんです。 親父は大手の法律事務所に勤務する弁護士でね、所謂イソ弁でしたわ。 母親とはそこの勤務先で知り合ったらしく...

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廃ホテルのマネキン(九州地方)

九州某所に廃ホテルがあった。 完成当初は沢山の人で賑わって、かなり儲かったらしい。 が、立地のせいで客足が鈍り、遂には廃業の憂き目に遭った。 以降、心霊スポットと化したと言う。 そして、肝試しに来る人間が様々なトラブルが起こすように...

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入院中の話(大阪府)

これは私が三週間ほど、吹田市にある大学病院に入院していた時の話。 病室には八つベッドがあり、常に半分以上が埋まっていた。 私はドアに一番近い場所のベッドに寝ていて、ぽたぽたと垂れる点滴の雫を眺めながらぼんやりと日々を過ごしていた。 あ...

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弁才天の蛇(東京都狛江市)

第一七話で、懇意にしている会長が弁天像を置屋に贈ったのは、弁天すなわち弁才天は芸事の神さまとされていて、昔から芸妓衆の崇拝を集め、今日でも芸事の上達を願って各地の弁才天を参拝する芸妓がいるからであろう。 像を贈ってくれた会長は、「そちらの...

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怒り弁天(福島県いわき市)

いわき市の湯本温泉で芸者置屋を経営してきた父が鬼籍に入ると、長年の得意客である某社の会長が、芸妓たちを元気づけるために、高さ三〇センチばかりの弁天像をくれた。 大輔さんと母が共同で父の跡を継いで間もない頃で、二人は会長の厚意に感謝したが、...

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和人形(大阪府)

和人形その一(大阪府) Kさんは小学校二年生まで、大阪府のK市に住んでいた。 通学路の途中、長い塀が続く場所があった。 その塀が角になって曲がるところに、いつの頃からか大きな穴が開いて、中をのぞくことができた。 穴からは広い空き地が...

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市松人形(和歌山県)

Kさんが高校生の頃、和歌山県の友人の家に泊まりに行った時の話。 その家は敷地に蔵があるほどの大きな旧家だった。 その夜、友人は小学校六年生の時の体験を話してくれた。 蒸し暑い夜、いつものように窓や襖を開け放して寝ていた。 ところが急...

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古人形(福島県)

Ⅰさんが福島県にある実家の兄から電話をもらった。 蔵の大掃除をするので手伝いに来い、という。 往復だけでも大変なのに、肉体労働をやらされてはかなわないと思ったが、気にいったものがあったら持って帰ってもいい、という言葉につられて実家に帰っ...

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遺品整理(栃木県芳賀郡市貝町)

芳賀郡市貝町に住む、主婦の季楽さん(仮名)から御寄せ頂いた御話。 夫の祖母が亡くなり、遺品整理をしていた時の事。 部屋の奥から箱と共に古びた人形が出てきた。かなりの年季が入っており、ぼろぼろで片腕がないが、よほど大事に連れ添ったものと見...

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悪意の家(栃木県)

長年にわたって怪談を集めていると、怪異に出くわす「現場の共通点」が浮かび上がってくる。私はかねてより、怪談現場の多くが、暗あん渠きょや埋め立てられた川沿いなどの「元・水場」(かつて水があったが今は隠されたり消えたりしている場所)に集中してい...

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校舎五号棟三階(関西地方)

「怪談って、幽霊が出てこなくても怪談になるんだね」 マキノさんは深々とうなずいた。 「僕はむしろそういう話の方が好きですね」 ヒサトくんは、大の怪談好き。仕事の休憩中にも怖い話を楽しみたくて、先輩のマキノさん相手に、知っているネタを幾...

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屋根裏部屋(新潟県)

島田さんが小学四年生のころだというから、今から二十年ほど前のことになる。 毎年夏休みになると、母親の実家がある新潟で過ごすのが恒例になっていた。 その年も夏休みに入ってすぐに新潟へ出発した。 父親の運転する車で東京から向かう長距離の旅...