夢の話 | コワイハナシ47

夢の話一覧

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引っ張る夜二篇(青森県)

コウタ、タモツ、ハジメ。 高校生のヤンキー三人組だ。 その晩は、コウタの家にタモツとハジメが来て、ファミコンで遊んだ。 コウタの部屋は寝泊まりが可能で、タモツに至っては半同棲状態と言っても差し支えがないほど、しょっちゅう寝泊まりしてい...

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同じ傷(東北地方)

Tさんは本書の愛読者だという。 ある日、扶桑社版の『新・耳・袋』を古本屋で買って帰った。 〝一晩で百物語を完読すると怪異が起きる〟ということを期待して、実行の日を楽しみにしていた。 それは、当時の本書が全百話を収録していたからだった。...

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倒竹(宮崎県)

Hさんのお父さんは宮崎県で不動産屋を経営していた。 ある日、「お前のアトリエにピッタリの物件を見つけたから見に行こう」と父に言われるままに車で鹿児島県まで連れていかれた。 車は見知らぬ山道を行くと左右に竹林が延々続く一本道に入った。その...

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野田焼き地獄(群馬県)

Iさんの家は、ごく普通の平坦な住宅地にある。この住宅地の中には一区画だけ空き地が残り、地蔵が祀られているのだ。Iさんは現在三十代の女性だが、幼少の頃には空き地があるだけで地蔵はなかったという。 彼女が小学五年生の頃、地主が代替わりして、そ...

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風呂場(東京都)

藤田さんは高校を卒業後、実家を離れて東京郊外のアパートでひとり暮らしをはじめた。 高校では活発にスポーツをしていたのだが、卒業後は大学へは進学せずにコンビニでバイトをしながら将来進む道を考えるという生活を送っていた。 学生のころとは違っ...

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かおりちゃん(大阪府)

N君が五歳の時、ある夢を見た。 自分と同じ年頃の女の子がいる。ピンクのワンピースに肩までの髪の毛。名前をかおりちゃんと名のった。そのかおりちゃんと夢の中で何かおしゃべりをした。 このかおりちゃんが毎年一度か二度、夢に現れる。そのたびに何...

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紫のバス 某病院にて(千葉県)

Kさんは子供の頃から霊が見えていた。生まれつき見えていたので、最初は誰にでも見えるものだと思い込んでいた。 友達の家に遊びに行った時、おばあちゃんがいた。「こんにちは」と挨拶したのだが、友達が妙な顔をする。 「誰に挨拶したの?」 訝し...

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山小屋の死体(愛媛県)

愛媛県 J・T 男 19歳 大学生 これは私の親戚の叔父さんから聞いた話です。 心霊体験と呼べるかどうかは判断が難しい話ですが、とにかく奇妙な体験です。 私の叔父さんは元警察官です。正確には鑑識です。 ある日、とある山小屋の中から死...

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神楽坂(東京都)

夢の中の男 いつ頃からだったかなあ。おそらく僕が小学校二、三年生のころだと思います。その時から八年前のある日まで、夢にしか出てこない男の人がいたんですよ。それが、 「どういう人?」 と聞かれると、説明のしようがないくらい特徴がない人な...

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坂の夢(兵庫県)

看護師の礼奈さんは小学三年生の頃、奇妙な夢を毎日のように見ていた。 雪の降り続く二月初旬、礼奈さんの父親が交通事故に遭い、入院を余儀なくされた。母親が病院に通うようになり、礼奈さんは学校から帰った後、家で一人きりで残されてしまうこともあっ...

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夢は夜ひらく(青森県)

孝三の両親が、毎年盆と正月に「武彦ちゃんが来るよ」と予告する。 そして、その日が来ると武彦は両親とともに姿を見せる。 従兄弟の武彦はあまり喋らない男の子だった。 夕方に再放送されるアニメを観て微笑んだり、食卓に並んだ苦手な野菜を見て口...

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盗まれた仏像(東京都)

母親から聞いた話。 自分が生まれるずっと昔の話らしいんだけど、母方のじーちゃんは坊さんだった。 終戦後は坊さんの人数が足りなかったのか、他の事情があったのかは今となっては分からないが、元々住職してた茨城の寺の他に東京の寺も兼務(?)して...