歴史の話 | コワイハナシ47

歴史の話一覧

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添い寝する(宮城県白石市)

芹沢さんの叔父さんの家は、宮城県白石市にある。 周りを深い緑に囲まれて、平屋の日本家屋が建っているのだ。 その家で、叔父さん自身が体験した話である。 夜。余りの寝苦しさに、叔父さんは目が覚めた。 身体が重い。布団ごと畳に縛り付けられ...

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多良崎城跡(茨城県ひたちなか市足崎)

山田さんは城マニアで、特に城跡を調べるのが好きだった。日本中あちこち行くのには愛車の250ccバイクが欠かせない。今回はこの城跡にいくことにした。 辺りに夕闇が迫り始める十六時位の頃だった。国道245号線から奥に行くと「勝田ゴルフ倶楽部」...

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日立鉱山病院跡(茨城県日立市)

日立鉱山が閉山になったのは平成十一年、明治からの産業遺産は今も記念館の中にあり、その頃の山の全盛期を偲ばせる。本山地区と言われるこの鉱山の街は、昭和四十年代には何万人も人が住み、小学校は二千人も通っていた。戦後の復興を支えたのもまたこの産業...

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腹を刺す武士霊(茨城県常陸大宮市)

母方の本家の柱には古い刀傷があった。幕末の頃、侍達が乱入して斬り合った痕だとか。 会津に逃れようと敗走中の幕軍を、官軍が追撃したらしい。大勢の若者が死に、維新後に慰霊碑が建てられた。 風の強い夜など、雄叫びや悲鳴が風の音に混じって聴こえる。...

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本山寺と日立鉱山(茨城県日立市本山)

本山寺は、日立鉱山の中にある曹洞宗のお寺である。 この鉱山を「本山」と呼び、小学校や中学校も本山の名前がついていた。 昭和に閉山してからは、人口が減ってしまった。ここで働く鉱夫の家族が住むアパートが、何棟もあり、寺の前の道を上がった先も...

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佐白山の恐怖体験(茨城県笠間市笠間)

笠間市にある『佐白山』は標高百二十八メートルの小高い山だ。遠い昔、山頂には笠間城がそびえていた。この山自体が城であった。 歴史を紐解くと、戦国時代は笠間氏の居城から始まる。その後、関ケ原の戦いの後から蒲生氏、松井松平家、小笠原氏、戸田松平...

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皆殺しの村~小生瀬村伝説(茨城県大子町高柴)

大子町の国道を袋田の滝の方面に走り、山道を抜けてさらに国道461号線を通り小生瀬の十字路を超えると左側に『地獄沢入り口』の看板が見える。 その立て看板の道を上がり、道なりに進むと数軒の大きな農家の屋敷が見える。細い道をそのまま進むと、元の...

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片野城と太田道灌(茨城県石岡市)

太田道灌の四代後の岩槻城主の太田資正は、太田道灌をとても尊び、猛将だった。しかし、側室の次男を跡取りにしようとしたため、息子と家臣のクーデターで城内を締め出された。岩槻の入り口すべてを封鎖し、一度仕事のため外に出たお父さんが、家に入らせても...

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切っ掛け(栃木県 合戦場)

取材で栃木へ訪れる際、ひと際目につく駅名があった。 「合戦場」駅。一五二三年(大永三年)宇都宮忠綱と皆川宗成軍との戦「河原田合戦」に由来しており、戦死者を弔う塚などもある。何やらアグレッシブな名称だが筆者がこの地へ降り立った日はお祭りで子...

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怪音 花沢城跡(静岡県焼津市)

利枝さんには霊感がある。と言っても、強いものではなく、何かの気配を感じる程度のものだが……。 ある日、利枝さんは友人と二人、焼津市の「花沢の里」に出かけた。花沢の里は古い街道の面影を残す、地元でも人気のハイキングコースだ。 「花沢城跡」...

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神職(福岡市博多区)

〜元寇に纏わる話〜 福岡市博多区 東公園での出来事から数日後、セイメイさんに古くからの友人である浦山さんから電話がかかってきた。 浦山さんは某歴史ある神社の息子で、昔から不思議な力を持っている男だった。 「お前最近酷い目にあってないか...

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桜島の噴火(鹿児島市)

世界有数の火山大国である日本は、有史時代から度々大噴火によって大きな被害を受けてきた。いわば、火山災害は日本の宿命ともいえる。 日本に多くある火山の中でも、現在も盛んに活動を続けており、激しい火山として世界的に知られているのが桜島だ。 ...