お地蔵さんの話 | コワイハナシ47

お地蔵さんの話一覧

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おんぎゃあ栃木県(栃木県 憾満ヶ淵)

憾満ヶ淵は日光名所の一つで、男体山から怒涛の勢いで流れ出る大谷川の水流が見事な岩肌を形成している小渓谷だ。まるで滝を横にしたかのように濁々と流れ岩肌に響き渡る川音が不動明王の呪文のように聞こえるという事で、この地を開いた晃海大僧正が不動明王...

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ドライブ2編(大阪府)

ドライブその一(大阪府河内長野市) 十年ほど前のこと。 主婦のE子さんは、知り合いの男性一人を加えた四人で河内長野のあるお寺に参拝した。 すると住職に「この上に八十八カ所の地蔵尊がお祭りしてありますよ。どうぞそちらにもご参拝くだされ」...

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晩秋の道祖神(群馬県高崎市)

高崎市倉渕町は榛名山の西側に広がる山村で、他にも角落山、剣の峰、鼻曲山などがあって、西端は長野県と接している。道祖神の石像が多いことで知られ、県外から見学に訪れるマニアも多いらしい。三十代の女性I沢さんは、数年前の晩秋に母親と妹との三人で倉...

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十三佛 (福岡県八女郡)

もう10数年前の話だそうである。 当時、職人見習いをしていた田中さんは、同じ見習い生たちと下宿生活を送っていたそうだ。 休みの前日になり、今日の夜は皆でどこかへ出かけようということになって、飲みに行くもいいし、ナンパするもいいし、どうし...

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罰当たり (福岡県北九州市小倉南区)

この話は、前話と同じ菅生の滝が舞台である。 だが、体験者は横山さんという30代男性で、彼が10代の頃の話だ。 当時の横山さんに怖いものなどなかった。 廃墟に侵入しては落書きをする、目が合えば喧嘩をするし、「餌やり」と称して、ホームレス...

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お久しぶりね(東京都杉並区)

小学校高学年の頃、荻窪に洋館らしい三階建ての立派な建物があったんです。 でも、誰も住んでいない。 その時、肝試しみたいな感覚で、仲間三人と中に入ると、中央にはまるで映画『風と共に去りぬ』に出てきそうな大きな螺ら旋せん階段がある。 二階...

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奇跡の六地蔵(長野県飯山市)

平成二十三(二〇一一)年に発生した東日本大震災の翌日、長野県北部地震が起きた。三月十二日のことである。 その際、飯山市の西大滝地区にある六体の地蔵が、隣接している栄村の方角に一斉に向きを変えたという。 高さ七十センチほどの地蔵七体のうち...

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首切り役人 七北田刑場跡(宮城県仙台市泉区)

洋一さんは仙台市で営業の仕事をしている。いつもは自動車で顧客回りをしているのだが、その日は会社の自動車が全て出払っていた。そのため、洋一さんはある顧客の元へ地下鉄で向かうことにした。 顧客の最寄り駅である地下鉄南北線八乙女駅に降りたところ...

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お地蔵さんのある風景(九州)

九州での話である。 私の友人が夏休みに三人で、九州にサイクリング旅行をしたことがあった。 だんだんと日が暮れて、田んぼの畦道と言ったほうがいいような心細い道を、街の明かりを目ざし、疲れた足取りで自転車のペダルを漕こいでいた。 あたりは...

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嫉妬 縛り地蔵(宮城県仙台市青葉区)

美穂子さんには、真一さんという婚約者がいる。真一さんは見た目も性格も良く、誰からも好かれる男性である。 そんな真一さんに愛されている美穂子さんだが、次第に自分に自信が持てなくなっていった。というのも、仕事で大きなミスをしてから、職場内の人...

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ご利益 三居沢不動尊(宮城県仙台市青葉区)

仙台市には、伊達政宗公を祀る「青葉神社」、仙台藩第二代藩主である伊達忠宗公が創建した「仙台東照宮」など、パワースポットと呼ばれているところがいくつもある。 仙台市の会社員・恵美さんと同僚の妙子さんは、休日になるたびに地元のパワースポットに...

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野ぼとけ(滋賀県)

寺院や仏像が心無い人間によって故意に傷つけられたり破壊されたりしたというニュースを目にすることがある。 何てことをするんだ、と憤りを覚えると同時に、ただの「鬱憤を晴らすための破壊衝動」では片づけられない破れかぶれの自傷めいた犯人の行為に胸...