ながい話 | コワイハナシ47

ながい話一覧

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廃工場日誌(近畿地方)

若き日の父が綴る戦慄の日誌 関西の某市にて倉庫業で生計を立てている那須さんは、隣接している自宅を改修する際、数年前に亡くなった学者肌の父親の部屋を整理した。長い間放っておいた部屋なのだが、その際、父親の愛用の机から一冊の日誌が出てきたので...

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汲めども尽きぬタクシー怪談(茨城県)

東京に近い茨城県の、さほど大きくない町に住むベテランタクシー運転手の沖さんは、時折、 「客層が、わるい」 ……と、直感することがあるという。といっても、乗り込んできた恰幅のいい中年男性が、実はヤの字のつく職業であるとか、こいつは乗り逃げ...

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皆殺しの村~小生瀬村伝説(茨城県大子町高柴)

大子町の国道を袋田の滝の方面に走り、山道を抜けてさらに国道461号線を通り小生瀬の十字路を超えると左側に『地獄沢入り口』の看板が見える。 その立て看板の道を上がり、道なりに進むと数軒の大きな農家の屋敷が見える。細い道をそのまま進むと、元の...

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夏の教室(青森県弘前市)

これは〈こっくりさん〉の話である。 青森県弘前市には他県市町村の例に漏れず、こっくりさんに纏わる有名な逸話がある。その逸話はある学校でほんの数十年前に起きたことなので、当時現職の教師だった、或いは学生だった方もほとんど存命で、私が何人かか...

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茨城県護国神社と桜(茨城県水戸市)

前作の「茨城の怖い話」では、一年前の十一月二十二日に参拝をした。十七時をまわると、向かいの偕楽園からこの一帯までかなり暗い。電灯があまりないのだろうか。自販機の灯りだけが頼り。高い石段をのぼり社殿に向かうのは、ほとんど肝試しに等しい。 訪...

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笠間の化け狐と井筒屋(茨城県笠間市)

笠間稲荷神社の昔ながらのたたずまいのある参道を過ぎて、街道に出た向かいに「井筒屋」という約三百年の伝統をもつ旅館があった。 江戸のころは街道筋の旅籠として使われていたであろう豪奢なつくりはその形をそのまま今に残している。 坂本九夫妻が笠...

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鬼(栃木県 宇都宮市 某レンタルビデオ店)

T輔さんは小さい頃から映画が大好きで、二〇〇〇年初頭、大学生の頃に宇都宮市で念願のレンタルビデオ店でアルバイトを始めた。 そこでT輔さんが気になっていたのは、心霊系のコーナーだ。 心霊系のDVDは現在でも人気だが、出回り始めた当時は、新...

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パラグライダー (栃木県宇都宮市)

その昔、宇都宮に住んでいた幸樹さん(仮名)のご体験。 同市内の職場仲間のKから、度々耳に挟んでいた某SNSの招待メールが送られてきた。これまで幸樹さんはSNSにあまり興味を持てなかったが、その某SNSは招待制という希少性も感じられたし、幸...

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廃墟と謎の密教(栃木市内某廃墟)

これは平成初期の当時、栃木市内の保育園の先生をしていたK子さんのご体験だ。 (具体的な園名は舞台ではない事と、ご本人のご希望により伏せさせて頂く) 冬が訪れようとしていた秋の暮れに十名ほどの園児を連れ、もう一人の引率のT美先生と共に「お...

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おんぎゃあ栃木県(栃木県 憾満ヶ淵)

憾満ヶ淵は日光名所の一つで、男体山から怒涛の勢いで流れ出る大谷川の水流が見事な岩肌を形成している小渓谷だ。まるで滝を横にしたかのように濁々と流れ岩肌に響き渡る川音が不動明王の呪文のように聞こえるという事で、この地を開いた晃海大僧正が不動明王...

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六方沢橋の怪異(栃木県 六方沢橋)

日光連山に数えられる赤薙山の中腹、霜降高原道路の一番高いところに設置されたこの六方沢橋は昭和五十一年に完成し、眼下に見える沢からは百三十四メートルの高さで東洋一とも言われている。標高は千四百三十三メートル、橋の長さは三百メートル。 筆者も...