ながい話 | コワイハナシ47

ながい話一覧

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不良物件① 貸物件(大阪府富田林市)

駅前のビルの二階が空室になっている不思議 その物件は、大阪府の南部――T市の玄関ともいえる駅の、すぐそばにあった。外見は、ちょっと気取った感じのテナントビルである。一階は大部分がコンビニになっていて、二階にタイル張りの、かなり広いテラスの...

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百物語を語る③ 心霊写真の女(京都府)

「植え込みのなかに、人の顔が見えない?」 京都市内の、ある資格スクールの講師をしている水沼さんは、知的な若い女性である。 そのスクールの講師たちがオフタイムに席を設ける機会があり、盛り上がっていたとき。話の流れが心霊関係に傾いたことが、...

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百物語を語る② 廃屋夜話(近畿地方)

おあつらえ向きの廃屋 どういったきっかけで、その「百物語」が行われることになったのか――実のところ当事者たちにも、よくわからない。 とにかく阪神間にある某大学の某サークル――本来、怪談を談じるなどということに縁もゆかりもない――関係者の...

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百物語を語る① 首吊りの紐(東京都)

怪を語れば怪が起こる百物語 百物語というものを、ご存じだろうか。 いや。おそらく、知らない、一度も聞いたことがない、という人はいないだろう。TV、映画、コミック、ビデオ……百物語を題材にしたものは枚挙に暇がない。正式なやり方――などとい...

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血だまりの影(大阪府)

さびれた地下の「シャッター街」 大阪の二大商業地域の一方は地下道がアリの巣のように、四方八方にはりめぐらされている。いくつもの地下鉄をつなぐ連絡通路と、それに応じて発展していったショッピング街。それらが実際に層をなしているわけだが……。 ...

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店の窓から(東京都)

大都会の地下に眠る〝都市伝説〟 某工業協会の末端で、本人が言うには「使い走り」をして糊口をしのいでいるという藤岡さんには、高校時代からつきあいのあるアネヤという友人が、いる。 建築設計士をやっていて、そうとうあくどく儲けている──そうい...

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憑いたよ…(大阪)

観光地で目にした奇怪な女性 大阪でもっとも大きな商店街の一角で、自営業を営んでいるT──さんの母親は六〇代半ばで、数年前に夫を病気で亡くしていたけれども、実に多趣味で活動的な人であった。 観光シーズンともなれば、友人たちと──あるいは一...

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侵入禁止(近畿地方)

空き巣に狙われた家 ピッキング強盗──などという言葉が、流行り出した頃のできごとである。 ある空き巣の常習犯が、捕まった。 なんでも公道の真ん中で、白昼、わけのわからないことをブツブツつぶやき、わめきちらし、あげくのはてに物騒なものを...

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ゴミ屋敷の主(兵庫県)

住宅街にただよう〝微妙な〟空気 ワイドショーなどで日本全国の通称「ゴミ屋敷」が、頻繁に登場するようになったのは、いつの頃からだったろう。 たいていその家は、自分の敷地内はもちろん、道路にまではみ出してゴミを積みあげている。生ゴミを入れた...

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妻が……いる(東京都)

「アレが待っているんだよ…僕を」 東京都内にある、某求人広告誌のスタッフである蛭田さんは、同じ課の同僚で友人でもあるD氏の顔色が、日ごとに悪くなっていくことに気がついていた。 D氏は先日、奥さんを急に亡くし、意気消沈していた。事情が事情...

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倉庫街怪話 返事がない(大阪府)

ようやく就職した仕事場で ニートという言葉を忌み嫌い、脱フリーターをめざす二〇代の桂川君は、この春からようやく就職にこぎつけ、そして──研修期間を終えることなく、再びフリーター生活に戻ってしまった。 彼はやはり、世間一般が色眼鏡で見るよ...

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小さいおじさんの話(宮城県)

小さいおじさんの話(宮城県) 本書を手に取った方の中には、「小さいおじさん」の話を御存じの方も多いかと思う。 芸能人による目撃談も複数あり、オカルト番組のみならずバラエティ番組でも取り上げられる機会が増えている。 身長は十~二十センチ...