ほどよい長さの話 | コワイハナシ47

ほどよい長さの話一覧

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使用禁止のトイレ(茨城県 県央)

茨城県内を走る鉄道は常磐線、つくばエクスプレス、鹿島線、水都線など様々ある。茨城にある、とある駅のトイレの話だ。 『使用禁止』とドアに張り紙がしてあるトイレを見たことがあると思う。なぜそのトイレだけ使用禁止なのか深く考える人は少ないだろう...

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撮り鉄 魔の踏切(茨城県県央)

撮り鉄 魔の踏切(茨城県県央) 常磐線での人身事故の原因の一つにある「踏切事故」。 それはほとんどが飛び込み自殺だが、中には「他殺」ではないかと思われることもあるという。その犯人も生身の人間ではなく……。 『撮り鉄』をしていた真さんの...

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奈良の青森県民(奈良県)

私は二十代の頃、京都で暮らしていた。 元々は某私立大学に通うために京都へ引っ越した訳だが、どうにもキャンパスの雰囲気に馴染めず、数年で中退した。 在学中から勤めていたコンビニのバイトを辞め、幾つかの日雇い、週払いの人材派遣会社に登録し、...

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初ドライブの思い出(青森県)

仙台市で暮らす主婦の中野さんは青森県出身なのだそうだ。 その中野さんが地元で暮らしていた、二十歳の頃の出来事である。 新車を買った。その年に登場したばかりのホンダ・フィットだった。 当然、どこかへドライブに行きたくなる。 男友達二人...

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ひょこひょこ(埼玉県所沢市)

ひょこひょこ 「二十年ほど前、私が小学校五年生のある時期にだけ、妙なことがあったんです」と所沢に住む主婦の方が聞かせてくれた。 彼女はとても怖がりで、五年生になっても夜中にひとりでトイレに行けなかった。必ず隣に寝ているお母さんに付いて行...

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手さぐり(東京都)

東京、それも都心部での話。 今から三十八年前、Mさんが高校に入学した頃だった。 夜、本棚を整理している最中、あやまって貯金箱を落とした。 今までも何度も落としているので、まあ割れはしないだろうと思ったが、鈍い音と共にあたりに硬貨が飛び...

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庭の主(東京都)

ある人が定年退職を機に都内のマンションを引き払い、郊外にある一戸建ての借家に移り住んだ。 郊外の静けさや空気の良さを求めてのことだったが、何より子供の頃を思い出させるような木造一戸建ての持つ雰囲気を恋しがる歳になったのが理由だという。 ...

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窓際の女子大生(茨城県つくば市天王台)

T大学の大学生だった拓哉さんの話だ。 向かいにもアパートがあり、女子大生が住んでいた。 拓哉さんの部屋と同じ高さに彼女の部屋がある。カーテン越しに見える向かいのアパートの窓に映るシルエットを見てはあれこれ妄想するのが楽しみだった。 拓...

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五浦海岸にて(北茨城市大津町)

「飯食ってから水さ入れよ。餓鬼に喰われっかんな」 これは賢さんが昔から言われていた言葉だった。海や川には餓鬼がいて腹が減った子供の足を引っ張って水の中に連れ込もうとする。水場に入る時は、必ず何か食べてから入れという家の言い伝えがあった。 ...

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日立鉱山病院跡(茨城県日立市)

日立鉱山が閉山になったのは平成十一年、明治からの産業遺産は今も記念館の中にあり、その頃の山の全盛期を偲ばせる。本山地区と言われるこの鉱山の街は、昭和四十年代には何万人も人が住み、小学校は二千人も通っていた。戦後の復興を支えたのもまたこの産業...

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百里基地と特攻隊霊二(茨城県小美玉市百里)

その夜、僕は親しい友人にこの百里での話をした。友人は静岡に住んでいる。 「彼らは勇敢で闘いに行ったから俺たちはかっこよかったんだよって心が伝わってきたよ」 すると友人からこんなメッセージがきた。 「いや、この戦争で苦しくて悲しくてつら...