その他の話 | コワイハナシ47

その他の話一覧

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廃工場日誌(近畿地方)

若き日の父が綴る戦慄の日誌 関西の某市にて倉庫業で生計を立てている那須さんは、隣接している自宅を改修する際、数年前に亡くなった学者肌の父親の部屋を整理した。長い間放っておいた部屋なのだが、その際、父親の愛用の机から一冊の日誌が出てきたので...

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山野夜話(抄)第七夜(東北地方)

「こつげな所に住んでっとなァ、自然と愉しみも決まってくるわけだずなァ」 佐竹さんはそう言いながら、青光りする愛用のカーボン製渓流竿を手に取ると、大事そうに布で磨き始めた。 自然の中で暮らしていると、趣味もそれを利用したものが主になってく...

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りんご園(山形県)

Wさんが幼い頃、山形県の岩谷の観音様にお母さんとお参りに行った。 この観音様は眼病に効く仏様だそうで、眼を患っている妹さんの治癒を祈願してのことだった。 真っ直ぐの山の一本道を延々と登って行く。途中で白いペンキ塗りの鉄格子に囲まれ、升目...

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狐越え(山形県)

山形県のWさんの実家の近くに〝狐越え〟という道がある。 田んぼに挟まれた真っ直ぐな一本道。ここでは事故が多い。 そこにはいつも急ブレーキの跡がたくさんついている。Wさんは真っ直ぐの道で見通しが良すぎると眠くなるのかなと思っていたそうだ。...

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凧の足(大阪府羽曳野市)

大阪の羽曳野市でのこと。 学校からの帰り道、S君が不思議なものを空に見つけた。 夕日を浴びて、真っ白い布のようなものが飛んでいる。 長さはよくわからないが、十メートル以上はありそうだ。長細い。さらしか何かだろうか?パタパタパタと強風に...

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順番(東北地方)

東北のある村の話。 昭和五十二年。 NHKの朝の連続ドラマの撮影隊がその地に来た。 橋を渡っていく田舎の葬列シーンを撮るためだ。 しかし、田舎とはいえ山や村も開発されていて、なかなかいい場所が見つからない。 運良く、上流にある村で...

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脇腹の傷(兵庫県西宮市)

知人のNさんの左の脇腹には傷跡がある。 ミミズ腫ばれのような細長い傷跡で、そこだけプックリと膨らんでいる。 本人はケガをした覚えはなく、物心ついた頃からそれはあったという。 三十年ほど前の話。 当時小学生だったNさんは、友だち五、六...

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資生堂パーラー(東京都中央区)

以前ある出版社に勤めていたMさん。 その頃の同僚に、よく銀座を飲み歩くAさんという人がいた。 飲み歩いて、必ず資生堂パーラー前でタクシーを拾って帰る。 その人が亡くなった。 しばらくすると社の内外で、資生堂パーラー前でAさんを見たと...

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クレーム(大阪市)

大阪の音響製作会社で働いているEさんが、新しくオープンした千日前にあるショッピングセンターから、エレベーター内で流す音楽の編集の仕事を受けた。 早速、注文に沿った選曲をして納品した。 ところが二、三日して、発注者に呼び出された。 「こ...

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あの世に続く行列(栃木県宇都宮市)

宇都宮市でアルバイトをしながら一人暮らしをしていたIさんのお話。 ほんの少し前まで、時給が良いとの事で夜勤のアルバイトしていたIさんは夕方に寝て深夜に起きるという生活をしていた。冬のある日も夕方に寝付くと、近所で何やらドンチキドンチキと和...

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斬首刑場跡(栃木県 合戦場)

栃木市に住む田島さんから頂いたお話。 合戦場駅から歩いて二十分程の畑や田んぼが広がっている、とある一画。 その昔は斬首刑場だったそうで、慰霊碑と思しき石碑が建てられているのだが、覆い隠すように木々が生い茂っていた。 ある時、事もあろう...

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パラグライダー (栃木県宇都宮市)

その昔、宇都宮に住んでいた幸樹さん(仮名)のご体験。 同市内の職場仲間のKから、度々耳に挟んでいた某SNSの招待メールが送られてきた。これまで幸樹さんはSNSにあまり興味を持てなかったが、その某SNSは招待制という希少性も感じられたし、幸...