電話の話 | コワイハナシ47

電話の話一覧

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公衆電話(東北地方)

Oさんが同僚と、車で冬の北陸の山村へ行った時の話。 思った以上に仕事に時間がかかったために、移動しはじめた頃は夜になっていた。 灯りひとつない夜の山道を走っていた。 昼間の疲れからか同僚は隣の助手席で寝息をたてている。 そのうち降り...

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電話にでんわ(広島県)

「デートすると、必ず邪魔が入るんだよね」 伊瀬さんのボヤキを聞いた仲間内が、いの一番に思ったことは「なんて命知らずな」。 彼女は明るく元気で気のいい、気っぷのいい姐御肌の広島人である。 ただ、気が短い。 男ができると、できるだけ本性...

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藤岡の怪電話(群馬県藤岡市)

高崎市在住のN子さんは昔、南隣の藤岡市にある宅配ピザ店で配達のアルバイトをしていた。その日、彼女は初めて注文があった家にバイクで向かったが、道が地図とは違っていて迷ってしまった。必ず三十分以内に届ける決まりがあり、こんなときは「すぐに配達先...

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パタパタ(愛媛県)

スマートフォンが流行する前、二〇〇〇年代前半の話となる。 愛知県在住のマサシさんは当時、三年だけの期間社員として福井県に働きに出ていた。 どうせ短い間なので、住む場所も考えず、とにかく安いアパートを借りておいたそうだ。 そこに引っ越し...

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内線電話(千葉県)

筆者が日本通運株式会社で働いていた時の同期にOくんと言う男がいる。ある年、Oくんは船橋支店管内の八千代営業支店に配属された。 「あんまり人がいないから大変だよ」 Oくんはそんなふうにぼやいていた。月末になるとその月の売り上げや支出を計算...

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おじさんからの電話(神奈川県鎌倉市)

Tさんが大学生だった頃のこと。鎌倉の実家に電話があった。 両親が留守だったのでTさんが出た。 「あ、Iおじさんか」 かけてきたのは親戚のおじさん。五分ほど会話をした。 電話を切ってしばらく自分の部屋でレコードなどを聴いていると、両親...

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だら(静岡県)

ある住宅街に新しい道ができた。 家々の間を貫くように作られた歩行者専用道路である。 途中途中の通り沿いに小さなベンチが据え付けられており、散歩道としても使えた。 二本木さんはこの道をよく通る。 歩きやすいこともだが、彼女の自宅への近...

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未練気 首塚の碑(静岡県沼津市)

「今じゃ、沼津の田舎のしがない中小企業の営業マンですけど、昔は東京で不動産会社を経営していたんですよ。結構羽振りがよい生活をしていてね。けど、バブル崩壊と共に会社も倒産。ここには知人を頼ってやってきたんですよ」 そう、人の良さそうな笑顔で...

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長電話の女(大阪府富田林市)

かつて私たちは、山と畑と古墳に囲まれた芸術系の大学に通っていた。 今はそうでもないが、二十年ほど前の大学周辺は学生アパートとわずかの民家しかなく、夜になると、あちこちに真っ暗な闇があった。鼻をつままれてもわからない、と思うほどの闇である。...

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こっちにおいで(兵庫県芦屋市)

芦屋市の某ショッピングセンターに沿った歩道に、電話ボックスがあった。 この電話ボックスは呪われているという噂がある。ここにはよく車が突っ込んでは大事故が起こるからだ。事実何年か前、大型ダンプがこの電話ボックスごと内輪差で人を巻き込んだとい...

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ゴースト・バスター(大阪市中央区)

これは、私自身の体験談である。 五年前の春先のこと。神道研究家で占い師でもあるGさんという女性から、 「ゴースト・バスター頼まれたんだけど、一緒に来ない?」という電話があった。 詳細を聞いてみると、ある居酒屋からの要請だという。その居...

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会社の留守番電話(大阪府)

以前、大阪の淀川沿いにある商社に勤めていたという元OLから聞いた話である。 そこは、社員よりアルバイトが多い会社だったが、どういうわけか女性アルバイトがすぐやめていく。それがあまりたびたびなので、彼女自身もちょっと不思議に思っていたという...