川・滝の話 | コワイハナシ47

川・滝の話一覧

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河童の話(鹿児島県)

鹿児島県内には〈十五夜綱引き〉という祭りがある。 隼人族の月信仰と関係があると言われている。 ツナネリ(綱を綯う)ことから始め、夜はそれを使った綱引き、続いて縄で土俵を造り、相撲を取り合うのだ。 河童伝承が残る薩摩川内市では、〈十五夜...

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いけにえ(大阪府)

大阪市内で現在、製造業を営んでいるTさんから聞いた話。 高校の時、友人と二人で川の堤防を歩きながら、ペットボトル飲料を片手に、どうでもいい話をしていた。 暑い夏の日だったので、だらだらと汗が流れ落ち不快だった。「あっちぃなあ、なんやもう...

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大川の龍(大阪府)

桜ノ宮駅から大川に向かってしばらく歩いていくと、龍王宮と呼ばれる場所がかつてあったらしい。そこでは、済州島から移って来た人たちが祈りを捧げていたそうだ。 私は京橋に住んでいるので、一駅ほどしか離れていない龍王宮の場所は近くなのだが、その存...

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血吸川(岡山県総社市)

住職から相談を持ち掛けられ、言われた日時に御自宅へ伺うと先客が来ていた。小学校低学年くらいの男の子と、その母親である。 「トシ、よく来てくれたな。まぁ座って話を聞いてくれ」 私は部屋に入った瞬間、異様な雰囲気に気付いた。何度もお邪魔して...

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河童のミイラ(和歌山県)

Oさんの実家は和歌山のK町にある。 この町の近くに河童のミイラがあるというお寺がある。 ミイラは、両膝ひざを抱えてうなだれるような恰好をしている。 そのお寺には境内を経て、町へと流れる小川がある。 この小川に隣接する最初の民家に、あ...

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夏の跡(兵庫県)

兵庫県にある武庫川での話。 夏、雨が少ない時期、この川は天井川になる。 砂地が多いため伏流水となるので、川が干上がるのだ。 水は泥のたまる淵に集中して、川中の魚もそこに集まるので、夏休みともなると大人も子供も朝から魚捕りで大騒ぎになる...

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山野夜話(抄)第一夜(東北地方)

夏暑く、冬寒い。東北地方のとある山間部に、佐竹さんは今現在一人で暮らしている。 真夏の灼熱地獄や真冬の深雪が当たり前のこの場所で、彼は普通ではない出来事を数多く体験している。 今年で齢九十を迎えるが、現役時代は山奥の分校で教職に就いてお...

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キュウリ(兵庫県)

兵庫県加古川市に住むWさんは、看板の設置作業を仕事にしている。 六年前の夏、四人の作業員たちとある川沿いに車で上流へと遡った。道路脇の設置場所に到着し、作業をしているうちにお昼になった。 下に川が流れているので河原で弁当を食べようという...

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おんぎゃあ栃木県(栃木県 憾満ヶ淵)

憾満ヶ淵は日光名所の一つで、男体山から怒涛の勢いで流れ出る大谷川の水流が見事な岩肌を形成している小渓谷だ。まるで滝を横にしたかのように濁々と流れ岩肌に響き渡る川音が不動明王の呪文のように聞こえるという事で、この地を開いた晃海大僧正が不動明王...

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夜中に響き渡る泣き声(栃木県鹿沼市)

鹿沼市在住のTさんが中学生の時に体験したお話。 学校の近くには小さいトンネルがあるのだが、そのトンネルの近くに住む友人Hの家に泊まりに行った時の事……。 そのトンネルの傍には川が流れていて魚が捕れる為、Hが昼間に魚の罠を仕掛けたから夜に...

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露と散った……(栃木県日光市華厳の滝)

謂わずと知れた、屈指の心霊スポット、そしてパワースポット。 数多くの方が、自ら命を絶った滝である……。 巷で話されるこの滝での心霊体験は数あれど、本著の募集でのご応募はなかった。 しかし今回、本誌の現地取材で日光方面へ赴いたので、やは...

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数珠つなぎ(千葉県船橋市)

房総の郊外で祖母と一緒に暮らしていたRさんは、その後祖母の家を出て独立して、現在は船橋市に住んでいる。 「今日は天気がいいから、川まで行ってみるか」 祖母と一緒に幼い頃から散歩を日課にしていた彼女は、大人になってからもコースを変えつつ、...