神社・お寺の話 | コワイハナシ47

神社・お寺の話一覧

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天狗党の慰霊碑(茨城県 保和苑 回天神社)

水戸から車で五分ほどの場所に、保和苑がある。湧き水の池に庭園のこの作りが東京にある水戸藩屋敷跡の小石川庭園の池をミニチュアにしたような雰囲気だ。 月浦さんと水戸での取材のあと、天狗党の話になった。 「水戸から車ですぐのところに、水戸藩士...

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神社の記憶(東京都八王子市)

ある番組の取材班が八王子市にある神社に行った時の話。 ゲストは地元出身ということで選ばれたM子さんだ。 高台にある神社に続く細く長い石段の前でM子さんは突然動けなくなった。このままでは番組の撮影どころではないので、スタッフがM子さんの手...

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鹿島神宮ループ(茨城県鹿嶋市)

鹿島神宮は古代の神をまつる神社で、四方に鳥居がある。霞ケ浦と太平洋を挟んだ中州のような位置にある。古代は島であっただろう土地の形状や木々の根の形をしている。 茨城の風土は亜熱帯気候ではないが、温暖で土壌も豊かだ。根の形状は南の島にある木々...

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残煙(愛知県)

三年前のこと。Tさんが友人ふたりと真夜中に、天狗神社と呼ばれている場所へドライブに行った。 神社は山頂にある。山の途中からは車を降りて徒歩で石段を登った。 まったく灯あかりがないので、懐中電灯だけが頼りだった。 登り切ってひと回りする...

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蔦(和歌山県 高野山)

知り合いのお坊さんから聞いた。 あるお坊さんは両足が不自由なのだという。 小学生の頃のある事故が原因だった。 しかし深く傷ついたのは体ではなく、むしろ心だった。 義足の自分の未来に悲観し続ける子供時代を過ごしたという。そのために自分...

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朽武者(和歌山県 高野山)

毎年夏になるとMさんは、お母さんと夜の高野山で奥の院のお参りをした。 はじめてのお参りの時の話。 参道へ行く途中に小川のせせらぎが流れている。 その小川を渡ろうとして、はっと足が止まった。 前に見える森の闇に、三人立っている。 足...

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三隻腕(和歌山県 高野山)

奥の院への夜のお参りは毎年続いた。 同じ所にその三人が立っている。 あれはそういうものかと思っていた。 高校生になった冬のこと、「お塩を清めに行ってくれ」という声が聞こえ出した。 夜になると、耳もとでささやかれる。 Mさんは、幼い...

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大洗磯前神社(東茨城郡大洗町)

前作「茨城の怖い話」で登場した戦艦模型の作家の話である。 大洗の海にひときわ目立つ鳥居がある。『神磯の鳥居』と呼ばれる。 海岸に立つ鳥居は海難を防ぐ結界となっているようだ。そしてすぐ近くに道幅いっぱいの鳥居がある。二の鳥居をくぐれば、石...

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笠間稲荷と氏神様と坂本九(茨城県)

笠間稲荷神社を愛した坂本九さんの話である。 佐白公園の前の道を佐白山頂上方面にあがると、山の中腹くらいに坂本九さんの実家がある。広い野原に小さな木造の家、もう誰も住んでいないせいもあり、朽ちた木造の家は荒涼とした藪や山の一部分になりかけて...

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狐に憑りつかれた男(茨城県笠間市)

水戸市発祥の新興宗教の法人があった。 威勢のいい営業部長が、笠間市にその宗教法人の『笠間分社』を作ろうと、ある物件を借りた。 笠間市には笠間稲荷神社があるが、笠間市自体は広いし、神社の近くというわけでもないので、特にこだわりもなく不動産...

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茨城県護国神社と桜(茨城県水戸市)

前作の「茨城の怖い話」では、一年前の十一月二十二日に参拝をした。十七時をまわると、向かいの偕楽園からこの一帯までかなり暗い。電灯があまりないのだろうか。自販機の灯りだけが頼り。高い石段をのぼり社殿に向かうのは、ほとんど肝試しに等しい。 訪...