神社・お寺の話 | コワイハナシ47

神社・お寺の話一覧

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墓参(京都府)

十年ほど前の話。 身を切るような寒風の吹く冬の夜。壬生にあるお寺でのこと。玄関から訪問者らしい人の声が聞こえる。 時計を見ると九時を指している。遅いというほどの時刻ではないが、普段この時間に人が訪ねてくることはほとんどない。 はて?と...

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賽銭箱(茨城県)

Tさんが小学生の頃、引っ越しをした。 ある日母が、気になる夢を見たから一緒に出かけましょう、と言う。 どこに行くの?と尋ねると、K神社に行くというのだ。 夢枕に神様が立って、「この新居は方角が悪いから茨城県にあるK神社に行け」と告げら...

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牛窓神社(岡山県瀬戸内市)

これは私が普段からお世話になっている住職の元へ、広島土産を渡しに向かった時の話。 彼の奥様に勧められリビングで待っていると、昼だというのに寝間着姿の住職が現れた。 「地元へ戻っていたらしいな。わざわざ土産まで……気を使わせたな」 よく...

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天狗党の慰霊碑(茨城県 保和苑 回天神社)

水戸から車で五分ほどの場所に、保和苑がある。湧き水の池に庭園のこの作りが東京にある水戸藩屋敷跡の小石川庭園の池をミニチュアにしたような雰囲気だ。 月浦さんと水戸での取材のあと、天狗党の話になった。 「水戸から車ですぐのところに、水戸藩士...

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神社の記憶(東京都八王子市)

ある番組の取材班が八王子市にある神社に行った時の話。 ゲストは地元出身ということで選ばれたM子さんだ。 高台にある神社に続く細く長い石段の前でM子さんは突然動けなくなった。このままでは番組の撮影どころではないので、スタッフがM子さんの手...

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鹿島神宮ループ(茨城県鹿嶋市)

鹿島神宮は古代の神をまつる神社で、四方に鳥居がある。霞ケ浦と太平洋を挟んだ中州のような位置にある。古代は島であっただろう土地の形状や木々の根の形をしている。 茨城の風土は亜熱帯気候ではないが、温暖で土壌も豊かだ。根の形状は南の島にある木々...

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残煙(愛知県)

三年前のこと。Tさんが友人ふたりと真夜中に、天狗神社と呼ばれている場所へドライブに行った。 神社は山頂にある。山の途中からは車を降りて徒歩で石段を登った。 まったく灯あかりがないので、懐中電灯だけが頼りだった。 登り切ってひと回りする...

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蔦(和歌山県 高野山)

知り合いのお坊さんから聞いた。 あるお坊さんは両足が不自由なのだという。 小学生の頃のある事故が原因だった。 しかし深く傷ついたのは体ではなく、むしろ心だった。 義足の自分の未来に悲観し続ける子供時代を過ごしたという。そのために自分...

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朽武者(和歌山県 高野山)

毎年夏になるとMさんは、お母さんと夜の高野山で奥の院のお参りをした。 はじめてのお参りの時の話。 参道へ行く途中に小川のせせらぎが流れている。 その小川を渡ろうとして、はっと足が止まった。 前に見える森の闇に、三人立っている。 足...

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三隻腕(和歌山県 高野山)

奥の院への夜のお参りは毎年続いた。 同じ所にその三人が立っている。 あれはそういうものかと思っていた。 高校生になった冬のこと、「お塩を清めに行ってくれ」という声が聞こえ出した。 夜になると、耳もとでささやかれる。 Mさんは、幼い...

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大洗磯前神社(東茨城郡大洗町)

前作「茨城の怖い話」で登場した戦艦模型の作家の話である。 大洗の海にひときわ目立つ鳥居がある。『神磯の鳥居』と呼ばれる。 海岸に立つ鳥居は海難を防ぐ結界となっているようだ。そしてすぐ近くに道幅いっぱいの鳥居がある。二の鳥居をくぐれば、石...