電車・駅の話 | コワイハナシ47

電車・駅の話一覧

NO IMAGE

黒綿(石川県)

変なものを見た、と石川県に住んでいる友人から電話を受けた。 朝、Nさんはいつもの電車に乗っていた。 鉄道は単線なので、途中の駅で十五分ほど対向列車の通過待ちをする。その時のことだ。 ドアの窓から、いつも見える似たようなふたつの四階建て...

NO IMAGE

終電(東京都)

週末ふたりのOLが、夜遅くまでお酒を飲んだ。 ふたりとも店を出てから「終電で帰るから」と家に電話を入れた。 そして、中央線の御茶ノ水駅から終電に乗って武蔵境の駅で一緒に降りた。 週末の終電だけあって同じように赤い顔をした何人かの客とい...

NO IMAGE

電柱の下(東京都)

東京での話。 夕方、Kさんは同僚の運転する車に同乗していた。 京王線のとある踏切で停車した。 遮断機が降りている。 いつもは人や車で溢れている道だが、珍しく周りに人の姿がまったくない。そのせいだろうか、目についたのが、踏切の向こうの...

NO IMAGE

踏切(近畿地方)

関西にある私鉄のK駅。 線路は、駅から真っ直ぐ延びて、そのすぐ先で三本の踏切を越える。 どれも直線上にあるので見通しのいい踏切だ。ところがその中のひとつの踏切でだけ、人身事故が多発する。 ある人が、その踏切近くに住んでいる。 こんな...

NO IMAGE

おじょうさん(東京都)

今から六年ほど前、愛さんが二十七歳のころに体験した話である。 ある日の正午過ぎのことだった。久しぶりに会う友人と食事の約束があるのでJR新宿駅から中央線に乗り込んだ。 夏休みのためか車内には愛さんのほかに二、三人の乗客しかいなかった。 ...

NO IMAGE

置き石(兵庫県)

私が小学生の頃のこと。 家族とニュースを見ていた。 線路の上の置き石が原因で、脱線事故が起きたというもの。 「悪いことする奴やっちゃなあ」と私がつぶやくと、父と母の目が私に向けられた。 「えっ?なに」 「あんなに叱られたのに、なん...

NO IMAGE

電車(東京都府中市)

多磨霊園が窓から見下ろせるマンションに住んでいるという女性から聞いた話。 友だちが三人泊まりに来ることになった。 ところがひとりは残業で終電に乗り遅れたのでタクシーで行く、という連絡が入った。 先に来ていた友だちと、「電車がないからタ...

NO IMAGE

石炭と炭坑夫(北海道)

N子さんは、北海道の炭坑町の出身である。 彼女がまだ幼かった頃のことだ。 ある夕暮れ時、お父さんと一緒に行った銭湯からの帰り道、線路沿いの道を通った。昼間、石炭を積んだトロッコが行き交う線路だ。 お父さんと手をつなぎながら歩いていると...

NO IMAGE

黒いニット帽(群馬県)

群馬県某所の総合病院で働く女性看護師のBさんから伺った話だ。この病院の近くには、〈曰いわくつき〉とされる踏切がある。 今から十五、六年前の夜、Bさんが夜勤をしていると、事故に遭った初老の小柄な男性が運ばれてきた。自転車に乗っていて踏切を渡...

NO IMAGE

ひとこと その三(大阪府)

大阪の会社に勤めるⅠさんが、ある朝こんな体験をした。 その日も、いつもの電車に乗ろうと駅の階段を駆け上がろうとした。 ところが今日は人の流れが悪いのか、ひどく混んでいてなかなか階段を上れない。その原因が途中でわかった。 サラリーマン風...

NO IMAGE

電車(岩手県 東北本線)

Nさんという方が、体験された話。 当時のNさんは仕事にも慣れて上司からそれなりに評価をされ始めた頃で、会社からもより責任の重い仕事を任されるようになっていた。 長時間の残業で深夜に帰宅、ということは無かったが、それまでよりもプレッシャー...

NO IMAGE

連打するお婆さん(東京都)

都内に住む鈴原さんは、夜間に居酒屋でバイトをしている。 ある日、いつものように夜遅く自宅の最寄り駅に戻ったときのことだ。 疲れた足で改札を抜けると、女性が自動発券機に立っているのが目に入った。 白いブラウスにつば広の帽子を目深にした、...