
幽霊画の話(大阪府)
大阪の天満で飲食店を営んでいた小山さんの話。 「前のオーナーのオムライスが大好きでね、手作りのケチャップが生のトマトを煮て作られていて、独特の酸味があって絶品だったの。 でもねえ、体調を崩して続けられないから閉じるんだよって言われて、じ...
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大阪の天満で飲食店を営んでいた小山さんの話。 「前のオーナーのオムライスが大好きでね、手作りのケチャップが生のトマトを煮て作られていて、独特の酸味があって絶品だったの。 でもねえ、体調を崩して続けられないから閉じるんだよって言われて、じ...
天満橋にある某デパートに、以前お勤めだったというTさんからZoom取材で聞いた話。 機械音痴の私が、ネット上で取材が出来るようになったのは、Tさんが色々と教えてくれたおかげだ。 京阪の天満橋駅の傍にあるそのデパートは、川沿いに建っていて...
この場所は地元でも極々一部しか知られていない心霊スポットである。なぜそこを知ったかは全くの偶然で、「心霊スポットに行くと霊が憑きやすくなる」という噂は、或いは本当なのかもしれない。とはいえ、警察を呼ぶ事態になるとは思いもよらなかったが。 ...
赤い人形の部屋 当時三二歳の会社員、春夫さんは、社長にお供して雑居ビルの視察に行った。 会社と同じ松山市内にあって、ビルの管理者はかねてから社長と面識がある女性経営者だという。社長は自社製品の販促イベントなどを催すのに適した物件を探して...
生首 一九九九年から翌年にかけて美容師の腕を競わせるテレビの深夜番組があり、それがきっかけで《カリスマ美容師》なる流行語が生まれた。当時、技術が高く髪型の流行を牽引するカリスマ美容師の店はどこも繁盛したものだ。 遼一さんはカリスマ美容師...
およそ二〇年前に開店した千葉県の某ショッピングモールのこと。 間もなくグランドオープンというときに、そこの社長が一人っきりで視察に訪れた。 深夜に忍んでのことだった。いつものように家に送るものと思っていた社長付きの運転手は、突然の行き先...
神奈川県のとあるラーメン屋でアルバイトをしはじめた翔真さんは、この店にいるときに限って変な目に遭うのだという。 繁盛しているとは言い難い店で、なぜか客層が若い女の子と五〇代から六〇代のおじさんに偏っており、昼飯どきになっても三、四人しか客...
大都会の地下に眠る〝都市伝説〟 某工業協会の末端で、本人が言うには「使い走り」をして糊口をしのいでいるという藤岡さんには、高校時代からつきあいのあるアネヤという友人が、いる。 建築設計士をやっていて、そうとうあくどく儲けている──そうい...
「アレが待っているんだよ…僕を」 東京都内にある、某求人広告誌のスタッフである蛭田さんは、同じ課の同僚で友人でもあるD氏の顔色が、日ごとに悪くなっていくことに気がついていた。 D氏は先日、奥さんを急に亡くし、意気消沈していた。事情が事情...
現在も営業中の某カラオケ店。かなり特徴的な要素を含む為、市名から伏せさせて頂く。 本書の「ドン! ドン! ドン!」でもご体験を提供頂いた田島さんからのご情報なのだが、地元ではここの怪異が既に、かなり有名となっているようだ。 この店舗のあ...
これは解体工事の作業員をしていた山本さんのお話。 肌寒い秋の中頃、山本さんは那須のとある老人ホームの全解体工事の職長に着任した。そこは妖狐の化身である玉藻前が討伐されて石となったという、栃木では有名な伝説が残る「殺生石」からも近い場所にあ...
T輔さんは小さい頃から映画が大好きで、二〇〇〇年初頭、大学生の頃に宇都宮市で念願のレンタルビデオ店でアルバイトを始めた。 そこでT輔さんが気になっていたのは、心霊系のコーナーだ。 心霊系のDVDは現在でも人気だが、出回り始めた当時は、新...