妖怪の話 | コワイハナシ47

妖怪の話一覧

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かぶそ(石川県)

北陸の話。 Iさんのおばあさんが若い頃、というから大正あたりの話かもしれないという。 ある冬、おばあさんは石川県の富奥村から金沢の近江町市場へ、香箱蟹を買いに行った。 市場で蟹を買い、藁わらを編んだ網に入れて家路に着いた。網からはまだ...

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毛皮の怪(栃木県宇都宮市某団地内)

少し前まで解体業者をしていたGさんのご体験。 宇都宮市内の団地で、ある古びた家屋を解体工事した時の事。 内装材の撤去をしていた日の午後、近くで作業をしていた若い新入りの声で「うわっ」と声が聞こえてきたので、Gさんは慌てて「どうしたんだ」...

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川内(せんだ)ガラッパ(鹿児島県)

都内でタクシーに乗った。 運転手さん相手に「奇妙な体験したことないですか?」などと聞いていると「私、鹿児島県川内市の出身なんですけどもね。そこに川内川という川が流れてまして、昔からそこに河童がいるって言われてるんです。それが地元ではガラッ...

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化け物になってしまった(千葉県)

身内の幽霊と言うものはあまり見たいものではない。しかし、筆者は何度かそのような経験がある。船橋の自宅を新築したばかりの頃、寝室で寝ていたとき突然目が覚めた。かすかに奇妙な気配を感じた。 (誰かに見られている) そんなふうに感じた。ネガテ...

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かっぱVS妖怪大戦争(千葉県銚子市)

二〇一七年夏、「山口敏太郎の妖怪博物館」はお台場から撤退し、銚子市にあるカッパハウス二階に移転した。理由は簡単である。お台場のテナント料が高く、銚子はテナント料が安いからだ。 「山口さんの妖怪博物館が移転してきたので、休眠中だった『カッパ...

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天狗と会った男(千葉市)

Tさんはラジオの製作会社に勤めている。彼と初めて会ったのは数年前のラジオ番組の収録の時だった。某大手企業がスポンサーを務める某FM番組に出た筆者は、出演を終えた後、親しい放送作家と雑談に興じていた。すると、その放送作家が奇妙な話をはじめた。...

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吉村さんが見た妖怪(東京都)

妖怪その一(東京都) 「一度だけ、妖怪を見たことがあるよ。何て名前なのかは知らないけどね」 現在、家電メーカーに勤めている吉村さんが、大学生の頃の話である。 当時、吉村さんは気の置けない仲間三人と、よくドライブへ出かけていた。 「彼...

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【長編】座敷わらし二編(岩手県)

座敷わらし その一 岩手県をテーマとして怪談を語るとき、座敷童子を避けて通ることはできないだろう。 民俗学者・柳田國男氏の『遠野物語』に「この神の宿りたまふ家は富貴自在なりといふことなり」という記述がある。 これが所謂、座敷童子のこと...

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托鉢の坊主(和歌山県)

これも和歌山県の話である。 やはりずいぶんと昔のこと。Tさんは、毎日一本の細い山道を通って工場に働きにいった。 秋も深まったある黄たそ昏がれ時どきのこと。家路を急ぐTさんの足がはたと止まった。 その先に祠がある。その前に何か異様なもの...

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まれ人(和歌山県)

もう何十年も前の話である。 和歌山県のある山に、Sさんが柴刈りに入った。 背負子を背負って、天気もいいので浮かれていつもとは違う山道を登った。しばらく行くと、どこをどう通ったのか、獣道のようなところに出た。なおもその獣道に沿ってずんずん...

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狐(岩手県雫石町)

父方の叔父さんから聞いた話である。 その叔父さん、一九七十年代のある夏の夕暮れ、仕事帰りに知人の家に寄ってから、帰路を急いでいたそうだ。 そこはかなりの田舎で、今もそうだが車がないとかなり移動は苦しい。 だから道路は比較的広めで、広々...